久しぶりの山だ。車にはもしもの時に役立つストックを積んだ。
山靴を履くときの折りたたみ椅子入れた。
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昼飯はコンビニでいなり寿司とシャケのおにぎりを買いペット
の飲みものは2本づつ調達した。
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準備よし。
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通いなれた山への道、沿線の景色は変わらないようだが、
あたらしく家ができたり、消えたコンビニもあった。
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山が近づいた。山登りの準備なのかアドレナリンが分泌し
始めたのか、足が暖かく感じて来た。久しぶりの心地いい感覚だ。
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山麓の駐車場は数台の車があった。
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折りたたみ椅子を取り出し登山靴を履くと、登るぞ。と気分は
高揚して来た。
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ザックには厚手の上着とセーターまで詰め込み山頂でいつもの
コーヒーを沸かして飲みたい。
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バーナーとやかんとコーヒーカップの他にミネラルウォーター
までザックに入っている。
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たっぷり膨らんだザックは軽い。疑似体験のお陰なのか。
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出発だ。頂上まで2時間のコース、昔は半分の時間で登った山だ。
いよいよ上り坂になったが平地を歩いているようだ。木が茂り
下草に覆われた登山路なのになんだこれは。
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小さな岩場にでた。短い鎖場だ。落下防止に鎖をつまんでする
すると登れた。
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地図で場所を確かめるとコースの半分は来ていた。30分しか
経過していない。このペースなら半分の時間で到着するぞ。
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疑似体験中のことはすっかり忘れていた。
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頂上でコーヒーを味わい。景色を堪能したり日当たりで昼寝を
を楽しんだ。
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そろそろ下らないと有効時間の8時間が切れてしまう。
急な下り坂に備えてストックを準備した。
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山は登りよりも山下りは難い足元は見えないし、足が疲れると
足を取られ転倒したら力が入らないで尻餅を着いてしまう。
崖から転落する危険もある。
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ストックは転倒を防止できる優れもので、体を支えてくれて、
上りの時は足の補助をしてくれる。
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さあ下りだ。
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急いで降っても足がついてくる。膝のガクガク感もない。駆け
て下りができるぞ。
よし、これなら沢の駈け下りができそうだ。
邪魔になったストックをザックに詰めた。
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沢に降りて滑らない岩を見つけては足を運び、次の岩に飛びつく
楽しい下りが続いた。
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わずな時間で駐車場に到着してしまった。
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汗がすごい。ズボンまで濡れている。腕を舐めるとちょうど
いい塩味だ。
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早く帰って、シャワーを浴びたい。
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シャワーで汗を流すと一気に疲れがやって来た。忘れていた
心地いいこの感じだ。
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夕飯までの時間ちょっと昼寝でもしよう。
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二人共寝てしまった。
スーと目が覚めた。
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まだ下着はつけている。
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山から帰ってシャワーを浴びた時に脱いだはずだ。
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若者疑似体験は終わっていた。
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